イチローは足の裏までケアをする!? 足裏マッサージの効果とは!?

足裏をマッサージすると運動能力が上がる?

足裏をマッサージすると運動能力が上がると言われています。

確かに人間の体のつくりから考えても十分にあり得ることなんです。
足の裏というのは、実は痛さを感じる感覚や熱さを感じる温度感覚に非常に敏感な部位なんです。

私たち人間はこの敏感な部位から何らかの刺激の信号をキャッチして、その情報を身体全体へ伝達して、動いています。この刺激を受けてから伝達するまでの神経伝道が速ければ速いほど、初期動作までが速くなります。

と、いうことは足の裏を刺激して敏感な状態をキープしておくことで、地面の情報をいち早くキャッチすることが可能になり、その結果、踏ん張りがきいたり、バランス能力が上がったりすることへ繋がっていくのです。

イチロー選手や松坂大輔選手といった野球選手だけでなく、フィギアスケートの浅田真央選手やプロゴルファーの石川遼選手など、多くの一流アスリートが小さいころから親に手伝ってもらったりして、足裏マッサージを行っていたようです。実は一流選手の共通点の一つだったのです。

毎日足の裏を刺激をすることによって足裏の感覚を鍛えていたのです。

 

足裏マッサージは運動能力向上だけではない!?

足裏のマッサージをすることは運動能力が上がるだけではないようです。
集中力も向上するようです。

あまり知られてはいませんが、実は足の親指には脳に関係するツボが集中しています。
足の親指を刺激することによって、身体の緊張が取れ、脳をストレスなく働かすことができるのです。

その結果、集中力も向上するということです。世界的にはもうすでに、
天才を作る英才教育の条件の5位以内に足裏マッサージが入っているのです。

ここで思うことは、筆者も小さいころから足裏のマッサージをしていればよかったということです(笑)

 

イチローのルーティーン

イチロー選手のお父さんは、イチローが中学卒業まで、寝る前に毎日足をマッサージ。試験勉強のときは勉強が終わるまで起きてまっていたといいます。

イチロー選手自身も高校やプロになってから今現在も練習や試合には、欠かさず足をもんでいるとのこと。

チームメイトは彼のやる事なすことに驚かされている。投球の合間、彼はライトの守備位置で柔軟体操を続ける ロッカールームに戻ると、15センチの棒で入念に足裏マッサージをする。 『ここがツボ!足が健康ならば、身体が健康だということ』
(2001年5月29日 読売新聞)

イチロー選手が煩雑に並ぶロッカールームに向かって座り、足の裏を木の棒でほぐしていた。「土踏まずが固くなるので。水虫ではありませんよ」。プレーについてはあまり語ろうとはしないが、こんなときにはジョークも飛び出す。
(2001年6月13日 産経新聞)

また、ヤンキースに移籍した直後の2012年8月、本拠地ヤンキースタジアムで行われる試合直前を取材した記事にも足つぼの話題がでています。

ロッカールームで他の選手が試合の準備をしている中、地元メディアの記者たちが探してもイチローの姿がどこにも見当たらない。「おかしいな」と思って一同が探し回ると、当人はトレーニングルームの真ん中で両足を大きく広げながらストレッチをしていた。その後、スリコギ棒のようなもので足の土踏まずを3分近くに渡ってグーッと一押し。試合中に疲れが溜まって土踏まずに張りが出てくるので、その予防対策をしていたのだ。

「これはマリナーズ時代からのルーティーン。ナイターでどんなに試合終了が遅くなっても欠かしたことはない」というから恐れ入る。

2008年のお正月に放送されたNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀 第73回 イチロー」でもマッサージ機を使って足を揉み解しているシーンが登場しました。

そこでは足もみの素晴らしさを力説。旅行鞄の中に愛用の枕と共に、そのマッサージ器がどんと入っていました。遠征先でも使えるように、足裏マッサージ機を常に持ち歩いているそうです。

アナウンサーが、「足って大事ですか?」と聞くと、イチローは当然でしょ、という風に 「大事ですよ。足の裏から余計なものが抜けていくっていうかね」といった感じで返していました。